私は大ちゃんの歌とダンスが好きだ。伊野尾ちゃんすらぶっちぎって、JUMPの中で一番好きだ。
伊野尾ちゃんの甘いスウィートハニーボイスと優雅なダンスも目の保養だわ、とうっとりしながら見てしまうけれど、大ちゃんのパフォーマンスを見ると、私は体の中から元気が湧いてくる。
大ちゃんのダンスは元来、がむしゃらにバッキバキに踊る系のダンスを見るのが好きな私の、好みど真ん中なのだ。
高身長なメンバーが多いJUMPの中にあって、大ちゃんは決して体格的に恵まれているとはいえない。けれど、知念ほど小さいわけでもなく、小ささを可愛いという武器にするには中途半端だ。
けれど、弾けるようにリズムを刻み躍動する大ちゃんのダンスは、少しも見劣りなどしないし、誰よりも汗だくで歌い踊る姿は、何事にも全力で打ち込む人間は例外なく眩い輝きを放つのだと私に教えてくれる。
そして、笑うと歳より幼く見えるのに、どんな歌でもラップでも、しっくり合わせてくる、少し甘く響く、千変万化な大ちゃんの声。
私は大ちゃんの声が曲に表情をつけていると勝手に思っている。いつからか、私は大ちゃんの歌声で、その曲の温度を測るようになってしまった。
walkの出だしはとっても軽やかで優しい好青年だし、feverの「よりどりBoom Boom」「よろしく!」は勢いのあるお祭り男子って感じだし、Disco jockey!!!の「ハッ……君、きれい!」は、リアル感があっていつもドキッとしてしまう。
年齢的な要素も大きいかもしれないが、大ちゃんは少年の無邪気さと大人の色気の絶妙なバランスを身の内に秘めている。
時折、その無邪気な笑顔を消して、強く前を見据える時、その瞳の奥にはぱちぱちと爆ぜる、情熱とひたむきさの火花が見える気がする。
ほんとに大ちゃんの声が好きだし、お芝居もうまいから、演技仕事か声のお仕事とかこないかなって、最近、本気で熱望している。