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裕翔くん 22歳おめでとう【Myojo 2014.04月号 一万字インタビュー感想を添えて】

ちょーっと遅くなってしまったけれど、中島裕翔くん、22歳おめでとう!!

 

本当は10日にちゃんとあげるつもりだったのだが、その時までに一万字インタビューを買おうと思っていたのに忘れていた。土曜日にそっこうアマゾンでぽちった。でもさすがに間に合わなかった。ごめんよ。

あと、自担に対する感想ならぺろっと書けるのだが、如何せん、他担となると色々知らないのに好き勝手書くのは気が引けて仕方ないので、このインタビューをちゃんと読んでから、今の裕翔くんに私なりのお祝いの言葉を贈りたかった。

そんなわけで、一万字インタビュー感想から。

 

 

中島裕翔くんに対して、私がJUMPをちゃんと知ろうと思う以前に抱いていたイメージは「年の割にめちゃくちゃ落ち着いている」ということだ。

私は、裕翔くんが出演していたドラマで、唯一ちゃんと見ていたのが半沢直樹しかない。だから、その時の真面目で実直な若手銀行員のイメージの残像が強すぎて、そう感じるのだと思っていた。

けれど、一万字インタビューを読んだ今、彼は真実、歳よりずっと大人びた精神を抱く22歳だった。そうならざるを得なかった、というのが正しいかもしれない。

 

実は私の手元には、裕翔くんより先に涼介の一万字インタビューがあった。涼介の語る裕翔は、Jr.の頃からずっと、涼介のはるか前にそびえたつ絶対の壁だった。

けれど、当の裕翔本人にそういう自覚は、当時はなかったらしい。やっぱり、渦の中心にいると、風景ってのは見えないものだ。それに、彼は当時そういうことを考える暇もないほど、日々が目まぐるしくすぎていたことだろう。

涼介の記事だけ読むと、けっこうバチバチやりあってたのかなーとも思ったりしたのだが、裕翔の語る涼介は割と最初から仲良しエピソードで、たいそう驚いた。

裕翔はその頃のことを次のように振り返っている。

 

自分じゃ、調子に乗ったりしてる感覚はなかったんですけど、今思えば、気づかないうちに、どっかおかしくなってたと思うんです。 

 

けれどその当時はまだ、そのことには気づけないまま。デビュー後、それまで挫折を知らず、常に真ん中にいた彼はJUMP二枚目のシングルでついにセンターを涼介に譲ることになる。

 

あの瞬間は、やっぱり 落ち込みました。精神的に荒んだというか~中略~たぶん限界までいったんです。ひがみや嫉妬が。限界までいって、ふっきれた気がします。“待てよ、俺は俺でちがう道を行けばいいんじゃないか”って。センターだからできる仕事もある。でも僕にしかできないことだって、きっとあるんじゃないかって。

 

なんて強くて、気高い精神なんだろうと思って泣いた。彼は誰にも相談しなかった。たった一人で、悩んで悩んで悩みぬいて、そこにたどり着いた。どうしたらそんな、自分の中の沸き起こるどす黒い濁流まで、すべて抱え込んで飲み込んで、 再び元の清流に帰るようなマネが出来るのか。高潔、という言葉がこんなに似合う人間、他にいないとさえ思った。

裕翔は涼介との関係性だけでなく、他のメンバーとの関係も、自分が浮いていると感じて、自分のくそマジメな性格が原因だと自己分析し、いじられてもいちいち怒るのはやめて、受け流す懐の広さを手に入れている。

正義は諸刃の剣だ。正しければ正しいほど、その切れ味は鋭さを増す。

裕翔はずっと、ほかの人が何とも思わないいじり方や他人のフォローといった、刃をむけなくていいものにまで、剣を振り上げていたのだろう。そのせいでどれだけ彼は傷ついたか。誰かを傷つけてきたか。

それをしっかりと受け止めた今の彼は、とても強い人なんだと私は思う。痛みを知る人は、人に優しくできる。彼の歳不相応な落ち着きの起因はここだろう。暗闇でひとりもがいた時間が、彼をここまで逞しい、底なしの優しさと品格を感じさせる人間にさせたのだとしたら、人生のすべてにはやっぱりちゃんと意味があるのだと、私は何度だって信じることが出来る。

 

 

私が今の中島裕翔くんを表すとしたらそれは「永遠に不完全の王子様」だ。

不完全の美学というものがある。ミロのヴィーナスという古代ギリシャで創られた彫刻の女性像をご存じだろうか。彼女の両腕は太古の昔に失われており、その腕がどんな形を成していたのか、何かを携えていたのか、誰かを抱いていたのか、何かを指差していたのか。それは永遠に謎のままだ。けれど、それが故、人はその失われた両腕に関してあれこれ妄想を巡らせてしまう。それは永遠に完成することがなく、人の思考の数だけ存在する究極の美だ。

それと同じものを、私は中島裕翔くんに見てしまう。

天性の整った顔立ちに、誰もが羨む長身、体のバランス、身体能力。およそ王子様としてすべての要素を持ち合わせているにも関わらず、彼はJUMPのセンターになれなかった。センターというポジションが、失われたヴィーナスの腕そのものだと私は思う。その一点において、私は運命の巡り会わせの奇跡を感じて震えてしまう。

彼がもし、JUMPのセンターで、ずっと挫折を知らずにいたら、きっとJUMPは今よりずっとつまらないグループになっていたと思う。彼は今ほど、精神的に成熟しなかっただろうし、山田涼介はもしかしたら、アイドルを辞めていたかもしれない。

センターというポジションを失った彼が、ドラムや乗馬といった自分にしかない武器を手に入れ、これから先、さらにアイドル中島裕翔を完成形に近づけていくのだと思うと、私はわくわくして仕方がない。私たちは、永遠に不完全の王子様が、一生完全なる美を追求していく姿を見届ける、千載一遇のチャンスを与えられている。この時代に生まれてよかった!!

 

 

 

裕翔くん、22歳本当におめでとう。

グループの中での俺の役割は……みんなを笑わせることかな?

笑わせて 場を明るくすることで、メンタルのケアに役立てたらいいなと思っています(笑) 「JUMPing CARnival パンフレットより」

かつて、ちょっといじられただけで爆ギレしていたというあなたが、こんなことを言えるようになったのか、と思うと 永遠の新規である私ですら胸がいっぱいになって涙腺が緩みまくります。

最近、居合を始めたということを、しやがれでつるっと言っていましたが、あれもゆくゆく自分の武器にしようと思って始めたのかな、と勝手に思って感心しています。ガチで大河を狙っていそうでドキドキするしかないです。今からんhk様に菓子折りの一つも贈りたい気持ちです。

自分の未熟さを客観視できる人は、なかなかいません。私だって、それが出来ているとは思えない。人は自分のことが一番わからないものだし、自分を甘やかしたくなる生き物です。

貴方は、けれど、弱い自分から逃げないで戦う勇気と信念を持っています。ある意味頑固、ともいえるでしょう。その真面目さが、あなたを苦しくさせたこともあるでしょうが、それですら、あなたは自分の武器に変えられる人だと、私は思います。

不完全、という言葉は、時にマイナスのイメージをもって語られますが、私があなたに見る不完全は伸びしろです。今ですらもう眩しいけれど、あなたはこんなところで立ち止まる人じゃない。JUMPはこの程度で満足するようなグループじゃない。

貪欲に追い求めて、人として、アイドルとして、もっともっと進化していってください。

大人びた雰囲気とは裏腹に、メンバーと屈託なく笑いあう時、歳より幼い姿を丸出しにするのはギャップ萌えにもほどがあります。もっとやってください。お願いします。

JUMPが次に世間でブレイクする時、そのきっかけは裕翔君になるんじゃないかなと、私は密かに思っています。かつて、松本潤花男でブレイクし、嵐の「Love so sweet」がヒットソングとなり、コンサートでその曲の時だけ悲鳴のような歓声があがっていたように、JUMPに世代を超えた新風が吹きこまれ、待望のヒットソングが生まれる、そんな夢を私は勝手にあなたに見ています。

 

今、思い出しても胸が痛いです。なんでもっと真剣に話を聞いてあげなかったんだろう。“大丈夫だよ。いっしょにがんばろう!”って背中を押してあげなかったんだろうって。 

 

そうしていつか、この後悔の棘が抜ける日がやってきますように。 

22歳の一年が、裕翔くんにとって、実りの多い一年になりますように。