エヴァ20周年おめでとう!

いやー、めでたい!!唐突にアニメの話です!!

20年前の今日、つまり1995年10月4日、地上波で「新世紀エヴァンゲリオン」が放映されたのだ。

ということは、その日私はテレビの前で、今まで見たことがないほど、かっこよくて謎めいたOPに心を鷲掴みにされ、なんだこのアニメすげええええ!!!と一瞬でエヴァの虜になった記念日、ということである。

 

そう、私はエヴァが大大大好きです。

 

それまでもアニメが生きがい、と言ってもいいくらいのアニメっこだった私だが、これまでの人生で一番の衝撃は絶対エヴァ第一話のOPだと断言できる。

当時、小学5年生。ご飯時に見るような内容でも絵面でもないアニメなのに、あれを見ながらご飯を食べてた自分、その後の人格形成に影響しまくってるの否定できない。

今でも単純明快なドラマより、鬱々としててストーリーが難解なドラマの方が好きだもんなー。

 

エヴァの何が好きかって、もう好きすぎてわけわかんない。全部好き。

まずあんなに後ろ向きな主人公、それまでいなかった。シンジ君に関してだけ言えば、後ろ向きすぎて、親にコンプレックスありまくりで、かっこいいとこなんて一つもなくて、でも目が離せなくて、等身大の普通の中学生が、普通に戸惑い、傷つき、苦しみもがいてるだけのアニメと言わざるを得ない。そしてそれは毎回、テレビの前で展開に置き去りにされていく私となんら変わらなかった。思えば、そこがよかったのだ。

他のアニメの主人公みたいに、世界の明暗握ってることに発奮したり、それを誇りに思ったり、心の支えになんてしてないところがよかった。シンジ、頑張れよ。逃げるなよ、と当時テレビの前で、戦闘シーン大好きな自分はぼやいていた。毎週毎週、興奮して、わけわかんなくて、鬱になりそうだったけど笑 登場人物もみんな魅力的で、闇を抱えてて、やっぱりわけわかんなかったけど、好きだった。

あと作画がまたすごくて。あんなに動きのリアルなロボット(正確には人造人間だけど)いなかったし、あんなにえげつない血の描写があるのがすごいし、戦闘シーンで戦車やら戦闘機やらばんばん爆発するし、またその爆破がリアルだし。いまでもガイナックスの手がける爆破シーンだけは見分けられる。これ、ガイナックスだなってわかる。

それまでのアニメの戦闘シーンなんて子供だましだと思えた。それぐらい、エヴァは何から何まですごかった。BGMにクラシック流したのも画期的だったしなあ。

一番好きな戦闘シーンは難しいけど、あえて!あえて選ぶなら「瞬間、心重ねて」の初号機と弐号機のシンクロ戦闘かな。でも「アスカ、来日」の弐号機の跳躍シーンもすげえかっこいいのでぜひ見ていただきたい。感動系なら「決戦、第三新東京市」のヤシマ作戦一択。かっこいいシンジをみたいなら「男の戦い」がおすすめ。

 

後にセカイ系といわれるアニメの基盤を築いたエヴァ。とにかくすごいアニメだったのは、いまだに新作映画がつくられたり、いろんなゲームとコラボしてたりなんだり、ずっとその世界とキャラクターが脈々と生き続けていることが、それを証明してくれていると思う。

 

庵野監督、当時精神病みながらそれでもエヴァを作ってくれてありがとうございました。シンエヴァ、無事着地する日を楽しみに待っています!!

 

ちなみに、今からでもエヴァを観てみようかなあ、と思う人に一つアドバイスするなら、これしかない。

アニメ一話からその後の映画、及びシンエヴァ、全部見たとしても、結果、何一つわかりません。わからないことがわかる。それがエヴァ。アニメ界の量子力学だよ、エヴァは。沼の深さはジャニーズ並み。覚悟を決めたら、いつでもエヴァの世界へどうぞ!