きっと、同じ血の色をしている

いつだって、それは境界線の向こうの、別の世界の出来事だった。
ステージの上、華やかな場所の真ん中で、歌って踊って、笑って。

キラキラの光を纏ってそこにいた君達が今日、ステージを降りて、目の前にいた。



以下、もうただただ今日の握手の感想文です。

はしちゃんもとい、りょうちゃん
一部:順番一番手。見上げる。178は大きい〜!

私「…(目を見て、一瞬言葉を失う)」
りょうちゃん、私を見てる。
私「ソロコン行きました」
橋「ありがと〜!」

お顔がね、もう715000000回ぐらい言われてると思うんだけど、くしゃってなって可愛くて〜!垂れ眉で子犬みたいなうるうるのきゅるるんお目目で、もうね、めっかわなんすよ!!めっかわ!!!!風化する語彙!!!!!!!

私「とってもカッコよかったです!」(そしてそれを上回る勢いで可愛かったけど〜!言わないけど〜!)
橋「ありがとね!」

きゅっと瞳を細めて笑ってくれて、その笑顔が眩しすぎた。
手がおっきくて、男の人の手で、あったかくて、優しい手だった。


二部:順番変わらず一番手。心の準備間に合わない。
もうね、自担と握手した瞬間、言葉が全部消える。馬鹿みたいに見上げてた。

橋「ありがとね〜」
私「ありがとうございました」
りょうちゃん、じっとこっち見てる。
私「りょうちゃんの歌が、大好きです」
橋「ありがとう」
にっこり、私もにっこり(もう流されかけてる)

自担に大好きですと伝えられた私のオタ人生に一片の悔いなしだった。
でも本当は、りょうちゃんの歌は誰かの世界を変える力があるから、そう信じてるから、これからも自分の歌に自信と誇りを持っていてって、届けたかったなあ。
いつか言えたらいいなあ。


とっつー
一部:二番手。りょうちゃんの衝撃の後だから、なんかへろへろだったかも。

私「ダヴィンチの連載お疲れ様でした」
戸「ありがとう!!」

こん時のとっつーの笑顔が、ネコひげスマイルでとってもご機嫌♪って感じで、喜んでくれたみたいでよかった〜!言えてよかった〜!
とっつーのあの笑顔は本当に人を幸せにする!!


二部:もうりょうちゃんとのやり取りで私のライフはゼロだった…。

私「ありがとうございました」
戸「ありがとう」
私「また大阪で!」(流されかけながら)
戸「(一瞬驚くみたいに半拍置いてから)ありがとう!」

こん時が、とっつーの美しさが最大発揮されるみたいな完璧な微笑みで、ああ一部の時の本当に喜んでくれてたんだ、と気づく私。(遅い)
そして、一部も二部もとっつーとの握手の感覚を覚えてない〜!泣きたい!!
りょうちゃんの感触の余韻+次の郁人くんによる上書きのせいだと思う…。
でもお顔は間違いなく美しかったです。
とっつーには本当はお礼を言いたかったのです。
ダヴィンチの連載がなかったら、あの卒業記念のえびの特集はなくて、私はえびに出会えてないと思うから、私とA.B.C-Zを繋いでくれてありがとうって。結局、お疲れ様でした、にそれを集約せざるを得なかったのが心残りだけど、それでもあんな素敵な笑顔が見れたから、もうなんでもいいです。


郁人くん
一部:三番手。終始、真剣な面持ち。

私「福岡でコンサート、待ってます」
河「ありがとう」(めっちゃ真剣で重い感じのありがとう)
私「ありがとうございました」

じっと真剣にこっちを見つめてくれて、受け取ろうっていう気持ちが一番感じられたのが郁人くんだった。特に一部はこっちもしっかり伝えきれたっていう感覚があったなあ。


二部:三番手で変わらず。一部とは違ってちょっと微笑んでくれてた。

私「これからも、応援してます!」
河「ありがとう」
私「ありがとうございました」(流されながら)
河「ありがとね」(最後までぎゅっと手を握って、優しく微笑んだまま)


イベントの最中から思ってたけど、映像で見てるよりずっと細くて小さい〜!! 華奢ではないけど、とにかくイメージより足とかずっと細かった。この小さな体であんなにダイナミックなダンスで、アクロバットやって、この人ほんっとうに凄い。
特に二部は、一部より流れが早くて、本当は郁人君にえびがやりたいことをちゃんとやれるように応援してますって伝えたくて、でもやっぱりあの時間じゃ無理だってなって、応援してます、のとこだけになってしまったから、本当に悔しくてちょっと心残りが正直あって、それを郁人君にはあの数秒で見透かされた気がしていて、最後まで手を離さないでいてくれたのも、伝わってるよって言うみたいに、最後もう一回ありがとねって言ってくれて、郁人君はステージの上ではアイドル河合郁人だけど、握手の時は人間河合郁人としてそこにいて、この人は、この人になら、全部託したい、と思ってしまった。一瞬で、この人を絶対信じようって、思えてしまう人だった。柔くて、あったかい手だった。



終わった、っていう達成感で呆然としたまま会場を後にして地上に出たら、さっき右手に灯されたばかりの熱を、吹き抜けた風が解いていった。
アイドルに触れたら、この気持ちを伝えてしまったら、何かが終わるような気がしていた。でも、違った。
繋いだ手の柔らかさ。眼差しの温かさ。交わした幾つかの言葉。それだけではお互い伝えられないたくさんの気持ち。

ああ、人間なんだなって思った。そのことを初めてこんなにもリアルに感じて、実感を伴って理解した。
当たり前のそのことを、私はすぐに忘れて、勝手に魔法使いや神様みたいに思ってしまうし、そうやって縋ってしまう日があるけれど、でも、この人たちも同じ。私と同じ。何かに憤ったり、悩んだり、喚いたり、それでも明日を信じて、笑って、泣いて、笑って。
だからこそ、もっと伝えたい言葉があったよ。苦しい時、心が折れそうな時、一瞬でいい、一度きりでいい、次の一歩を踏み出せるような力になる何かを、言葉を、贈りたかった。いつか、届けられたらいい。届いて欲しい。

ねえ、昨日よりずっと、君たちを側に感じるよ。

寂しくなるはずが、全然そんなことなくて、明日からもちゃんと生きようって思った。君たちに負けないように、恥じないように、生きようって思えた。


次に福岡で会う時は、コンサートの時だって信じてるよ。来てくれてありがとう。お疲れ様でした。