ああ、嫌だな。こんな夜、こんな感情。何度経験したって慣れたりしない。
ねえ、ほんとに嫌なんだけど。ああ嫌だなって、しみじみ思う。しみじみってのも変だけど。じわじわと、じくじくと、思う。繰り返す。いやだなーほんとにやだ。子供みたい。でもこんな夜だもん、子供でいたっていいんじゃないか。
Love-tuneが解散する。みんな辞めてしまう。いつ辞めるのかまで、きっちり書かれている携帯電話の画面を見て、ぞっとした。言われなくても、もやもやするけど、こうやって書かれてもやっぱりもやもやするものだ。
いや、違うな。諦めがつかない。こんなの嫌だって、ずっと繰り返し思ってる。いやだよ、ねえ、時間止まれよ。今日まで7人みんなジャニーズアイドルでしょ? ねえ、ねえ、いやだよ。いやだーーーーいやだ、ほんとにいやだ。はーーーーいやだ。
ニート・ニート・ニートの舞台挨拶で、福岡に来てた安井君と美勇人君が客席からの歓声に「久しぶりにきゃーって言われた」って言ってたのを見て、心臓が少しヒヤッとした。そうだ、この人たちはもう何か月も、ファンの前にこうして出てくる機会がなかったんだって思った。
雑誌の肩書きに、Love-tuneの名前が無くなった。
グループでドル誌に呼ばれなくなった。
少クラに呼ばれなくなった。
ジュニア祭りのLove-tune公演動画。「銀テ、お待たせ」って言って、銀テが舞う客席を、舞台の上から見つめてた安井君の、噛み締めるような、確かめるような、慈しむような、何かを決意する、ような、あの顔が、眼差しが、忘れられない。笑うでもなく、泣くでもなく、ただ、その瞬間を、ゆっくりと、自分の中に仕舞い込むような。
もっかい見たいと思って探したけどもう削除されててこんな時だけ仕事速いな事務所おい。
安井君は聡い人だから、どっかで状況を逆転させてくれるんじゃないかって、思ってた。淡い夢を、身勝手な期待を、どうしてだろう、私はそのぐらい安井君を信じてた。信じてた。安井君のアイドルとしてのプライド。
「画面で見て、キラキラして、楽しそうで、ラクそうでっていうイメージで良いと思います」
「俺のプライドがあるとしたら、見せないこと。それでいいです、楽しそうで、チャラチャラしてそうで、ラクそうで、それで良い!」
「それが一番嬉しい!そう見られてる事が!」
この人は、最高にアイドルだって、今も、信じてる。これからも。
ねえ、ほんとに嫌なんだけど!!!!!!!
何言ったって、どうにもならなくて、何にも変わんねえかもしんないけど、だったらもう何言ったってよくない?! はあ?! ほんとにさあ!! 嫌なんだよね! だって私Love-tuneのこと、らぶの歌、らぶのパフォーマンス、好きだったもん! らぶの公演に行った人みんな、幸せそうだったもん!ねえ、まだ、その音の海で泳いでないんですけど?!でも別に事務所この野郎とかって思えるほど内情知ってるわけじゃないし、なんかほんと、この感情どうしてくれる!!!!って世界にキレてる。
Love-tuneが出来た時さあ、安井君にグループが出来てさあ、ほんとに嬉しかったんだよね!Love-tuneっていうグループ名も、安井君にぴったりだって思ったんだよね!!今初めてこれいうけど!!!!!
小瀧君がさあ「けんちゃん、けんちゃん」って慕ってて、ご飯行ったよとかって報告してくれたりするの、見ててめちゃくちゃほっこりしてたんだよ!はしちゃんのソロコンにも、A.B.C-Zのコンサートにも、バックでついてくれてたよね!あの夏は楽しかったよね!SLTコンでさあ、戸塚君が自分のソロで急に上半身裸で踊り出した時も、一緒にめちゃくちゃ楽しそうに踊ってくれたよね!あれ忘れらんないよね!!忘れらんないよ!!!!!
顕嵐ちゃん今日も圧倒的に顔がいいってまだまだ言いたいし、美勇人くんってやっぱりほとんど足だねってずっと言いたいし、ながつはおっきいわんこだねって笑いたいし、萩谷君は今日も安井君と一緒だなって見守りたいし、さなぴーは今日もリア恋ではってしんどい思いしたかったし、もろ君のダンスにめろめろにされたいんだよね、もっと、もっと、もっと、その真ん中で安井君が笑ってるとこ見たかったんだよね!わたしは!!!!!
ねえ、ほんとにさあ、時間を止めてよ。もう少しだけ踊ろうよ。
オシャレなファッションに 着替えちゃって
今夜くらいは 踊りませんか
空にはちょっと飛べないけど
For you I’ll be there
「superman」
忘れられない思い出を君がくれたよ。