君も月を見ているか――拝啓、有岡大貴様

今夜は中秋の名月に当たるそうです。

東京のお天気は曇りマークですが、月は出ていますか?

なんとなく、夜空を見ると、大ちゃんのことを思い出してしまうので、今日は大ちゃんに対して、今思っていることを書いてみます。

 

さて、私が夜空を見て大ちゃんを思い浮かべる理由は、あの「ぐるナイ」です。

そう、V6の岡田くんと一緒に、24時間テレビの番宣でゴチに出ていた、あの「ぐるナイ」です。

その時、大ちゃんは自撮りの写真を見せてくれましたね。真っ青なハンモックの上で、これぞ有岡大貴!と思わせる爆モテ感満載のくっしゃくしゃの笑顔でしたね。

このハンモックにはどんな時に乗るの?と訊かれ、大ちゃんは「仕事で凹むことがあった時」と答えていたの、覚えていますか?

それ以来、私は夜空を見る度に、大ちゃんもあのハンモックの上から同じ空を見てるのかな?と想像してしまいます。見ていてほしいような、ほしくないような、複雑な感情で。

いつもいつも凹むときに、ハンモックに揺られているわけじゃないでしょうが、そうだと明言してくれた以上、そういうことは少ない方がいいな、とか。でもきっと反省したらぱっと気持ちを切り替えて笑うんだろうな、とか。都合のいい、勝手な妄想は尽きません。

でも結局、そんなふうに誰にも何も言わないで、負の感情を独り咀嚼しようとする大ちゃんが、とっても大ちゃんらしくて好きだなあと、貴方を誇りに思い、好きを拗らせています。

 

安井君の記事にも書きましたが、私はアイドルには、ステージの上では完全無欠であって欲しいと願っています。完全無欠のキラキラ。でも、こんなに苦しかった、こんなに苦労した、こんなにも悩んでる、そういう弱音を知りたいという気持ちがないと言ったら嘘になります。ひどい矛盾です。でも、アイドルにはドラマが必要だと私は思うし、ドラマには波乱がつきもので、こんなに苦しかった、でもそれを乗り越えた!というサクセスストーリーから感じられる、人のもつ心の強さ、を私は何度でも知りたい、観てみたいと思ってしまいます。

嵐は、これを徹底的に隠す人たちでした。苦労を苦労と思っていない(あるいはそういう体で)そういう人たちでした。JUMPは割とぺろっとさらっと話してくれたりするので、最初はびっくりしたものだけれど、それはそれでありだなと思うようになりました。嵐は傷を隠して華麗に笑うタイプで、JUMPは傷を堂々と見せながら、ああ、だから何?とあっけらかんと笑ってるタイプ。私にはそんなふうに見えています。

私が上記のような矛盾から、知りたいと知りたくないの二つ気持ちの狭間で立ち尽くす時、私が大好きな人たちはいつも、一緒に笑顔でいたいから、ただ楽しいを届けたいんだと笑っていました。知らなくていいんだよ、と瞼に翳される掌のように。それをもどかしく感じた時期も確かにありましたが、今はそれがいい、と思えるようになったあたり、私のジャニオタレベルは、ここ数か月で格段に上がったような気がします(幸か不幸かは定かじゃない)

 

大ちゃんは、他人の傷にはすぐに気付いて寄り添うのに、自分の傷は自分だけで抱え込み、成長してきた人なのかな、と思っています。

悩んでたことを大ちゃんに相談した、あの時の大ちゃんには助けられた、と語るJUMPメンバーは何人もいるのに、大ちゃんが誰かに相談した、という話をきかないのが、その理由です。私は貴方のそういう鋼のような強さが大好きで、心から尊敬しています。

 

屋久島を歩いてる往復10時間、俺、いろいろ考えてて、俺が歩いてきた道、いろんなことがあったし、これからも、いろんなことがあるだろうけど、間違ってなかったなって。JUMP のメンバーで初めて顔合わせしたときに感じたワクワクと、根拠のない自信、間違ってなかったなって。

俺たちは、もっともっと前へ進める。早くメンバーに会いたいなって思いながら歩いたんです」

Myojo 一万字インタビューより

 

いつもここを読むと泣いてしまうので、うっかり読まないようにしていますが、私の中の大ちゃんは、つまりこういう大ちゃんです。

仲間を大事に思いながら、一人黙々と歩き続ける覚悟と清濁合わせ飲み込む強さをもっていて、でもそれすら誰にも悟らせないくらい、そんなもの全部霞んで見えなくなるくらい、とびきりの笑顔で私を何度でもドキドキさせてくれる。

大ちゃん。私には大ちゃんの背中が、最高に大きくて逞しく見えてるよ。

ハンモックに揺られながら、空を見上げながら、強さを磨いているであろう大ちゃんを想って、私も負けてらんねーなと思いながら、今夜は月を見上げるね。

 

 

ねえ、今夜の月は、とっても綺麗だよ。