さよなら 僕らのたわいない日々よ【SexyZone ドームツアー2022 ザ・ハイライト 東京公演】

ブログ書くのが久しぶりすぎて、どうやって書いてたか忘れたんですが、こっから先、ネタばれてます。ご注意!!!!!!

東京ドームに二日間行ってきた夢の覚書。

 

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本当は行くはずだったザ・ハイライト・アリーナツアー福岡公演から早五か月!

今年、満を持してSexyZoneに会えるぞ!!ということは、噂のエミリーにもやっと会えますね?!やったー!!楽しみ!!!!わっしょーい!!!という、ただただ楽しみだな、という気持ちで入場したドームでしたが、のっけからOP映像を見て精神的にやられることになろうとは。

 

「十年経って、十年待って、十年願ったんだよ」

というケンティーの言葉に、まだOP映像の段階で半泣きになるわたし。

そして流れるSexyZoneのイントロ。

 

だ、だめだ……エモ過ぎて死ぬ。

 

のっけから死を覚悟する最高の曲、衣装、会場の空気感。

こ、この感じを知っている……????

わたしはこの時、SexyZone五周年のツアー「STAGE」のことを思い出していました。

あの日の興奮と感動を、体ではなく、頭ではなく、心が覚えていました。

ついに最高のライブが始まったという予感で、全身の細胞が沸騰するような恍惚としたその煌めく時間に、しみじみと思ったことはただ一つ。

 

ああ、わたし、菊池風磨の作るSexyZoneのコンサートが大好きだったわ。

 

です。

なぜ、これを忘れていたのか。コロナによって遠く、記憶の彼方に押しやられていた、すべての楽しかったコンサートの思い出が、ペンライトを振るごとに、歓声を上げるごとに蘇ってきた。死ぬかと思った。楽しすぎて。久しぶりすぎて。愛おしすぎて。気が狂いそうなぐらい、どうして「これ」を忘れて、失くして、生きていけると思っていたのかと、自分のことが信じられなくなるくらい。

 

ただただ楽しかったし、夢が叶う、その瞬間を、こんなにも鮮やかに見せてくれた五人に、ドームまで連れてきてくれた五人に、心からありがとうと言いたかった。

子供のころ、人は誰しもが自分の夢を尋ねられ、よくわからないまま漠然と、その夢を口にする。

夢は、大人になるにしたがって、ただ見るだけのもの、幻想の象徴となっていく気がする。少なくともわたしは、夢を口にするとき、叶えようではなく、叶ったらいいな、という願望に近いものを思い描いている気がする。

でも、違うのだ。そうではないのだと、SexyZoneは見せてくれた。

夢は叶う。

願い、走り続け、信じ続ければ、自分さえその夢から逃げなければ、夢は、きっと待っていてくれる。

その証明を、五人はしてくれたのだ。

人の夢が叶う瞬間、その途方もなく美しく、儚く、されど永遠に輝き続けるその瞬間を、見せてくれてありがとう。

 

正直、コロナ禍になってからの三年余り、SexyZoneの曲を真面目に聞いてこなかったわたしでも、ただただ楽しい二時間半だった。

昔の曲を懐かしいMVの衣装でやってくれたのもうれしかったし、最新のアルバムの曲も新曲もきっちり見せてくれて、これまでのSexyZoneの集大成だと思ったし、それをここで見せてもらえるとは思ってなかった。本当に。アリーナツアーの構成でくると思ってるからこっちは!!

 

終盤、どちゃくそおしゃれなマッシュアップメドレーの最後、SexyZoneのデビュー衣装を着たジュニアたちと、今のSexyZoneがセンターステージでハイタッチしてすれ違うっていう演出があるんだけど、これが最後の「Dream」の歌詞と絶妙にリンクしてて!!もう最高!!最高!!なんでこういうこと思いつくの?!風磨君!!!!!好き!!!!

(書いてる人は健人担です)

 

初日の最後のあいさつで、グッときてちょっとだけ泣いちゃったケンティーもめちゃくちゃ愛おしかったけど、最後に挨拶した風磨君が、「五人でこのステージに立てて」「五人で」と何度も言っていて、この人は本当に全部を掬い上げて担いで持っていく人だな、と改めて感じた。

ここからまた、新しい夢を、僕たちと一緒に描いていきましょうと、笑って力強く語った風磨君は、五周年の時も「止まってしまっていた時計の針を、僕たちともう一度動かしましょう」と言ってくれたのだった。

その時は、三人体制の間に離れてしまった人たちへのメッセージだと思った。この人は、ファンのことをすごくよく見ている人だと思った。ファンのことを信じたい人なのだと思った。あの時感じたことの全ては、何も変わっていなかった。この人は、この人たちは、揺るぎない人たちなのだった。

 

 

ジャニーズのグループは、そのグループごとに歩みも様々だ。

デビューと同時にドームのステージを踏んだグループもいれば、ここに至るまでに十年の月日がかかるグループもいる。

きっと、それぞれのグループにとって最良のタイミングで、運命のように呼ばれる場所だと思うんだ。

風磨君が挨拶で言ったように、その過程が、そこに至るまでの日々が、何よりも大切で愛おしいと、言えるようになった五人でよかったと思うのです。心の底から。

勝利君が、登場と同時に叫んだ、新章の幕開けです!その言葉にふさわしいと個人的に思った、そしてその選曲のすばらしさに仰け反って感動した本編ラストの歌「Dream」

 

それじゃさよなら

僕らのたわいない日々よ

たとえどこかで会えたとしても

そっと目を逸らして

また歩き続けるでしょう

夢みたいに綺麗に消えて…

 

これまでのもがき続けた全ての日々を抱きしめて、手を振って、そうしてまた次の夢に向かって歩き始める五人の姿と、これほどリンクする歌詞もないでしょう。

 

SexyZoneは必ず国民的なグループになって、国立の舞台に立ちます。

 

だって勝利君がそう宣誓したんだもの。叶うよ。叶うと信じるよ。

 

 

ここまで自担ケンティーに関してほっとんど言及していませんが、公演中はほぼほぼケンティーしか見てなかった。んだけど、感想が「かっこよかった」「きらきらしてた」

「かわいかった」「最高、自担最高」という頭悪すぎるものしか出てこなかったのでどしようもない。

 

五周年のあの頃、まだきちんとしたグループの形を見いだせていなかった(のかもしれない)五人は、それぞれに一人きりでどうにか頑張ろうともがいているような人たちだった。その姿は、とても儚く見えて、今にも倒れてしまいそうに思えて、好きの感情に心配がついて回るような感じだった。少なくとも、ケンティーを推すと決めた最初のころはそうだった。

目を離した途端、消えてしまいそうな彼の危うさが、折れてしまいそうなほど限界まで孤独に頑張る姿が、心配で、それさえも魅力だった。

でも、今のケンティーは、あの頃よりずっと生き生きしている。グループを生きている。この人はきっと、寄りかかり方を覚えたのだ。何を疑うこともなく、背中を預けられる相手を、場所を得たのだ。その充実っぷりは仕事の中身に現れている。昔のケンティーなら、たとえ仕事でも一か月も一人で海外に行くだなんて選択はしなかっただろう。できなかっただろう。

貴方がいま幸せそうで、健やかそうで、たくさんの愛しい人たちに囲まれているところを無邪気に見せてくれて、わたしはうれしい。

 

ケンティー!!世界一綺麗だったし、世界一かっこよかったし、世界一可愛かったし、世界一幸せそうに笑ってた!!!!それだけでわたしは世界一幸せだった!!!!わたしを世界一幸せにしてくれてありがとう!!!!