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ダンスを揃える、ということ

ここ数記事、KAT‐TUNのことばかり書いていましたが、ようやく腰を据えてキミアトPVを見られたので、感じたことを書きたいと思います。

 

今回JUMPの新曲「キミアトラクション」はビデオクリップver.とダンスver.と二種類のPVが制作されました。私が見ているのはもっぱらダンスver.の方です。

二週間と少しKAT‐TUNの世界に触れてから見たJUMPは、改めてダンスがすごいっっっっ!!!!!と思わせてくれるものでした。

いやー揃ってる。すげー揃ってる。手の角度や、足を上げる高さや、速さまで、揃ってる。

JUMPは、その大人数から繰り出されるシンクロ率の高いダンスが自分たちの武器である、という観点から、ここ数年、それに磨きをかけてきたことは、JUMP担なら周知の事実で、もはやJUMPがダンスを揃えてくることは当たり前、とすら感じてしまいます。

でも、それは絶対に当たり前なんかではないことを、私はこのPVを見て、まざまざと感じました。

というのも、その前提として、踊るKAT‐TUNを初めて真剣に見た、ということがあります。KAT‐TUNのダンスは個々人の個性が超光りまくってる。振りは合ってるのに、個性が強すぎて、これは同じダンス、なの……?と呆然としてしまうくらい違う。違うのに同じ、同じなのに違う。揃ってないとは言えないけれど、めちゃくちゃ揃ってるとも言い難い。そこが不思議と魅力的に見える稀有なグループだなあと思うし、それがすでにKAT‐TUNらしさとして確立されていてかっこいい。自分の魅せ方を全員がちゃんと分かってるからこそ、これはこれで成立しているのかなとも思います。

それで気づかされたのは、とても単純な話ですが、ダンスが揃うということは、同じ振りつけで踊るから揃う、というわけではないのだ、ということです。

 

私はダンス経験者ではないです。高校生の頃、体育祭の創作ダンスで年に一回踊るか踊らないか、といったものが最後のダンス経験ですし、それすら10年以上前の話。そんな私が見て、感じて、考えたことなので、実際からすると的外れかもしれませんが、ダンスを揃える、ということは実はダンスのテンションを揃える、ということなのではないかとJUMPのダンスを見て思いました。

全員のダンスに統一感をもたせるには、やはり意識の統一が不可欠だと思います。きっちり揃える、文字にするとたったそれだけのことに見えるけれど、真っ直ぐに腕を伸ばすとか、膝を直角に曲げるとか、単純だからこそ、意識を向けないと揃わないことって、たくさんある。手を伸ばすということ一つとっても、ぱっと一気に伸ばすのか、ふわっと優雅に伸ばすのか、真っ直ぐなのか緩くなのか、見せ方はいくらでもあって、結果へ至る動きも様々で、そこを自己流にやると個性が前に出てしまうのかなと思います。JUMPも一人一人のダンスはけっこうその人らしさがあるけれど、9人をまとめて視界に入れた時、綺麗に揃って見えるのは、ダンスのスケールやスピードが揃っている、というのが大きいのかなあと。そしてそこが揃っているからこそ、あれだけの密集度で踊っても、ぶつかったりなんだりっていう事故が起きないんだろうなとも思いました。

ダンスver.の最後、人差し指を立てた手でぐるっと体の前で半円を描く振りのとこ、知念君と裕翔君、距離が近いこともあって手が一瞬ぶつかってるんですよね。ちょっとお互いのスピードが合わないだけでそういうことが起きる。だとすれば振り付けはもちろん、振りの早さも呼吸も、何もかも完璧に揃えてやる!くらいの意識を全員が持っていないと、あのJUMPのダンスは成立しないんだなあと思うのです。しかもそれをたぶん、無意識下で共通認識として持っているんだと思う。じゃないとあんな歌も表情もってマルチタスク出来ない。アイドルすごい。いますごく当たり前かもしれないことを重要そうに書いてる自信ある。でもやっぱり、歌って踊ることがアイドルの基本だけれど、基本だからこそしっかり意識しないとなあなあになっていくことってあると思う。

 

ダンスを揃えるということに関してはかなり話し合ったと語るJUMPですが、それはきっと、私の想像を遥かに超える中身なんだろうなと、勝手に思って震えています。色々な演出は抜きにして、全員のダンスで一つの景色を創りだすこと、においてJUMPの右に出るジャニーズはいないんじゃないか、ぐらいの気持ちでいます。自分たちのことを、気持ち悪いくらい仲良し、なんて言ったりするけど、仲が良いというのはそういう無意識下の繋がりの副産物みたいなものなんじゃないかなって。仲が良いから揃う、のではなくて、仕事に向かう意識が揃ってるから仲も良い。私はそんなJUMPが大好きで、そういうJUMPだから惹かれたのだと思います。

 

次はどんな景色を9人で見せてくれるのか、年末が今からとてもとても楽しみです。