私が上の記事を書いてから、ちょうど11か月が経ちました。
まだたったの11か月。一年も経っていないのに、あの日見た景色は、全部夢だったんじゃないか、私の都合のいい妄想だったのではないか、そんなことを思う日が増えました。
だって、正直に言うと、もうよく思い出せないのです。
あの日、小瀧君が泣いていたことすら、本当にそうだったか、今となっては自信がないのです。記憶は美化され、思い出となり、淡くぼやけて解けていく。そんなの絶対嫌なのに。
あの日、ジャニーズWEST7人が、どんな顔をしていたか、あの会場の熱気はどれほどだったか、思い出せなくなっていく。
でも一つだけ、確かなことがあります。私の胸に突き刺さったまま、抜けない気持ち。
奇跡のただ中にいた。
あの日、スタンド席に立ち尽くしたまま、ずっとそう思っていました。奇跡を見ているのだ、と。こんな瞬間は、人生でそう何度もありはしないと。
でも、私はその時の自分の予感を、正面から切り捨て、否定し続けてもいました。
この人たちならまた、こんな瞬間、こんな光景に、巡り合わせてくれるに違いない、と。
何度だって、奇跡を見せてくれるに違いないと。
去年の11月24日。
ジャニーズWESTが披露した「Can’t stop」
あのパフォーマンスを見た時、まだ、WESTさんのことをほとんど知らないに等しかった私は思いました。
この人たちは、ここにただアイドルとして仕事をしに来たんじゃない、と。この場所で勝負をしに来たのだ、と。
関西の面白い陽気なお兄さんたち、というイメージを覆しにかかってきた、「カッコいい」を前面に出して勝ちにきた、その内に秘めた闘志が、震えるほどめちゃくちゃにかっこよかった。
あの時から、ジャニーズWESTの攻めの姿勢には信頼しか置いてないのです。
あの一曲で、この人たちはここぞという時にやれる人たちなのだと確信したのです。
だから今日も、ただただ、信頼しかありません。
絶対に楽しませてくれる、想像通りの、その想像のさらに上の、美しい瞬間がきっとある。絶対にある。
絶対を見せると小瀧君が言うから、私も言い切るよ。
君が見た夢のその先の景色が今日、見られるよ。
その時、小瀧君が、ジャニーズWESTみんなが、どんな顔を見せてくれるのか、楽しみにしてるんだよ。
ああ、届きますように。
ありったけの「ありがとう」と「大好き」が、君たちにもう一度、届きますように。